一型糖尿病のトライアスロン、血糖値、栄養日記-アイアンマンコナを目指して-

一型糖尿病17年目の管理栄養士です。アイアンマンコナ出場を目指してトレーニングの様子や血糖コントロール、栄養管理についてアップしていきます。

佐渡国際トライアスロンAタイプ2022 (栄養編)

佐渡のレースからもう1ヶ月近く経とうとしている。

レース後も仕事がドタバタで中々落ち着かない日々が続いていますが、前回に引き続きレース当日の振り返りを。

 

前日の準備がトラブル続きでしたが、そこそこ睡眠も取れ、起床時は低血糖

朝食はカーボ150g程度を摂取。

トレシーバ(時効型インスリン)をいつも通りの量投与。

 

レース当日の血糖値のデータです↓

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起床時が低血糖だったため、食後高血糖になる事も懸念。

諏訪湖の時のように血糖値が下がらない時の対策としてバイクのベントーボックスにルムジェブ(超速攻型インスリン)を準備しておきました。

バイクは距離も長いため、ベントーボックスはインスリンとパンク修理工具などでいっぱいに。

 

リブレのデータの通り今回は高血糖には全くならず😮‍💨

どちらかというと低血糖傾向で補食を常に摂りながらって感じでした。

 

今回のレースで準備した補食はシンプルに!

 

SNSなどで補給食の情報が色々溢れていますが、僕が意識している事は炭水化物の種類。

 

吸収の速いものと血糖値が上がりづらいものの2種類。

用意したものは

吸収の速いものとして

・モルテン320kcalドリンク×3P

・モルテンジェル6P(普通3P、カフェイン入り3P)

アミノバイタル アミノショット(109Kcal)

3P

小計1887Kcal

吸収がゆっくり、血糖値が上がりづらいもの

・トウモロコシデンプン750mlのボトル一本に対し40g(160Kcal)に調整できる様に小袋に小分けした物を8P(1280Kcal)分用意。

それにプラスしてアミノバリューを2L分(362Kcal)用意。

小計1642Kcal

合計3529Kcal

 

モルテンはご存知の方も多いかと思います。

簡単にエネルギーの吸収についてお話しすると栄養素は基本的に小腸で吸収されます。

糖分をエネルギーとして利用するためには、ブドウ糖として小腸に速く送られる事が求められます。

お米はアミロペクチンアミロースというブドウ糖がいっぱい繋がった状態のもの。これは口の中の唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素により消化が始まります。

食道から胃へ到達し胃に停滞し、小腸に送られまでにブドウ糖単体となる様に分解されていきます。

この過程が少なければ少ないほど糖がエネルギーとして吸収される速度が上がるという事です。

であれば、ブドウ糖そのものを水に溶かして飲めば一番手っ取り早いじゃない?って思いますよね?

しかしながら、人間の身体は良く出来ていて、吸収には溶液の浸透圧によって吸収の速度が変化していきます。

溶液の糖分の密度が高くなると胃の中に停滞する時間が長くなり、それが腹部症状として現れてきます。

ガイドラインとしてはエネルギー・水分としてのドリンクの糖分の密度としては4-8%が推奨されています。

それ以上の高密度のドリンクは、腹部症状の出現のリスクが上がるためあまり勧められません。

また、エネルギー濃度を高めようと脂肪を取り入れると脂肪はさらに胃内の停滞時間が長くよりゆっくり吸収されるため、高濃度の糖分よりも更に腹部症状に繋がりやすい栄養素であります。

これは吸収が速いと言われるMCTも同じです。

MCTオイルの吸収の速さの違いは小腸から後の過程で他の脂肪酸と異なるためなので、胃内に留まる時間はさほど変わりないと思われます。

ただし、胃内にある消化酵素で他の脂肪酸と比べ分解されやすいため、小腸でも吸収されやすくなりエネルギー源として使われやすいと、私は認識しています。

なので、レースなどの運動中の補給食としてはあまり向いていません。

それこそ100マイル走などの何十時間と続く運動時であれば、1時間あたりの運動強度は下がるので、消化機能もある程度維持されている状態と思われますし、脂質代謝能力を高めるトレーニングを行なっていれば脂質の摂取も有効となると思われます。

 

ラソントライアスロンなどの持久系運動では脂質代謝能力は高め、体内に貯蔵されている脂質を利用しつつ、レース本番の補給食は糖分で補給する事が望ましいと言えます。

 

レースやトレーニング中によくお腹の具合が悪くなる方はいつものドリンクの糖分の密度や脂肪の含まれる固形食を補給として摂っているかを確認してみる事をお勧めします。

 

話が逸れてしまいましたが、モルテンの糖分の密度は16%となります。

そうなんです、今までのスポーツ栄養の概念から考えるとあり得ないんです。

 

ではなぜモルテンは推奨量の倍の密度で問題なくエネルギー補給ができる様になったのか??

 

モルテンに含まれるアルギン酸ナトリウムとペクチンが胃酸と反応し、phが下がる事で溶液がゲル化され、糖の粒子をコーティングし胃内に留まらず小腸へ素早く送られる様になり、小腸でエネルギー源として吸収されるという流れ。

 

なんだそれ!?

 

って感じですよね笑

 

ただそういったことで、結果も出ている物で、同じ様な反応を用いた経管栄養剤がだいぶ前から商品化され医療の場でも使われています。

私は血糖値の維持のために確かな手応えを感じているため、値段は高いですが勝負の時には使用する事としています。

 

今回はエキスポでモルテンさんのショップがあり、セットでだいぶ安く買えました!!

 

モルテンはじめ吸収の速い糖分は血糖値の急激な低下を防ぐための物です。

心拍数が高い状態が長く続く時や高出力を頻回に出す場合は糖がエネルギーとして使われる割合が高くなります。

心拍数が比較的低い状態での持続する運動時には体脂肪がエネルギーとして使われる割合が高くなります。これは日常生活において脂質酸化能力を高める事で糖質代謝優位か脂質代謝優位化が変わると言われているので、そういった所を見極めながら補給食の選択をすると良いと思います。

運動中も心拍数やパワーメーターを確認しながら高出力時や高心拍時には早めに吸収の速い糖分の補給をするとエネルギーの維持に繋がると思われます。

 

逆に吸収がゆっくりで血糖値が上がりづらい糖分の補給としてトウモロコシデンプンを使用している理由としては、これは血糖値を上げず脂質代謝の妨げにならず、かつ、高分子で比較的高濃度でも浸透圧を低く保つ事ができるため吸収に優れます。

エネルギーと一緒に水分の吸収にも繋がるので脱水の予防にもなります。

 

BCAAが配合されているアミノバリューと混ぜる事で運動中のBCAAの補給にも繋がる様にしています。

色々アミノ酸配合のドリンクがある中でアミノバリューを選ぶ理由は信頼性が高い事。

アミノバリュー大塚製薬の商品で電解質の配合なども考えられて作られている印象があります。

大塚製薬は食品もそうですが、古くから輸液製剤を作っている会社です。電解質はじめ栄養の補給に関しての研究や情報は参考になりますし、個人的に信頼性が高いため使っています。

 

このドリンクは、トウモロコシデンプンとアミノバリューを合わせた糖質の割合を8%の濃度になる様に2L用意しました。

トウモロコシデンプンは他にも小袋に小分けにして用意しウエアのポケットに忍ばせました。

 

レース当日の記録をと思ったのですが、補給食について思った以上長くなってしまったので今回は栄養編という事で!

 

レース当日の記録も近いうちにアップしようと思っています。

 

それでは!

 

佐渡国際トライアスロンAタイプ2022(準備編)

2022年9月4日(日)

 

今年の目標レースである佐渡国トライアスロン大会Aタイプへ出場。

 

八丈に移住してなんやかんや落ち着かない日々が続いていましたが、結論から申し上げると12時間09分45秒でフィニッシュ。

 

総合79位(983人中)、年代別(M35〜39)10位(70人中)

 

各パート毎に見ていくと

 

○スイムラップ:1:28:24(スイム順位:480位)

トランジション①:0:06:56

○バイクラップ:6:10:23(バイク順位:48位)

バイク終了時の通過順位:80位

○ランラップ:4:24:02(ラン順位:124位)

 

以上の結果

 

①準備からスタートまでを振り返り

 

6月の諏訪湖のレース後、一番重点的に取り組んだことは食事・血糖値の管理。

八丈に来てから血糖値のコントロールはHbA1c6.5%前後で推移していてHbA1cから見た血糖コントロールは良好といえるのですが、実生活は血糖値の乱高下が激しく、特に夜間高血糖もしくは低血糖で1、2回は起きてしまうことや、トレーニング前に高血糖状態となりトレーニングのタイミングがズレることも多くストレスとなっていました。

また、移住前と比べると明らかに血糖値が下がりにくく感じ、運動中の補給が上手くいかなく高血糖になることも多かった。

それを認識してはいたものの、諏訪湖のレースでは血糖コントロールが上手くいかず身体が思うように動かなかった事。

それに対する対策を色々と考えていました。

 

https://ifags-g-g.hatenablog.com/entry/2022/06/28/212547

 

 

レース約1ヶ月前

仕事で色々と事情があり仕事は朝5時から、遅い時は21時ごろまで仕事をする事になり、しかも8月の休みは3日しかなかった。

そんな中で少ない時間でトレーニングを出来るだけやろうと思いながらもレースまで1ヶ月を切った中なので疲労を溜めないように、睡眠もしっかり取れるように意識はしていました。

 

しかしこれだけ生活リズムが狂うと血糖値のコントロールが乱れ始め、平均値から見ても7月中旬までは平均血糖値は115mg/dlぐらいとかなりコントロールも良くなったところ8月中旬は150mg/dlまで悪化。

低血糖高血糖の乱高下が出始めてきました。

低血糖が起こるとブドウ糖を中心に炭水化物を補給しないといけないし、極度の空腹感などが生まれ、食べ始めると止まらなくりそうな状態にもなります。

この時点で低血糖の補正でそこそこ炭水化物を摂ってしまっているのでケトアダプテショーンは失敗だろうと。

主観的には元々一型糖尿病である事が、脂質代謝の優位性も高い事も示唆していたのでこの期間の糖質制限もある一定の効果はあったと思います。

また脂質やケトは抜きにしても、やはり炭水化物を抑える事で血糖値は最低限コントロールできるようにもなると思うので炭水化物制限も低血糖の補正時以外は継続していました。

 

結果8月のトレーニングはこんな感じ

 

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8月下旬に採血があり、この時のHbA1cは6.5%

LDLーChoが基準値超えていた。

主治医のDrは糖質制限の影響と考えていたようですが、正直、この採血の前一週間は一番ストレスを感じ、血糖コントロールも乱れていたと思ったのでその影響だと思います。

 

主治医のDrは僕の考えを色々と受け入れて頂き食事管理やインスリンの管理も私の思うように尊重してくださり、ただただ感謝の思いばかりです🙇‍♂️

 

余談ではありますが、ケトアダプテーション時、炭水化物のエネルギー比は10%以下へ管理する必要があると思われ、1日のエネルギー量を3000Kcalとしても炭水化物量は75g以下が目安となります。

タンパク質エネルギーは20〜30%

脂質を60〜70%ぐらいのエネルギー比と考えると脂質の質を考えていかないとLDL-Choも上昇し、血液循環へ悪影響を及してしまうリスクがあります。

 

そのため良質な脂肪酸でいかに消化器官をはじめ、身体に負担なくエネルギー摂取できるかが課題となります。

 

またコレステロールの評価としては、数値以外にも「LH比」というLDLとHDLの比率による評価もできます。

このLH比が1.5以下であれば、血管内は綺麗な状態と評価ができ、私はHDLも高い値のためLDLが高くてもLH比は1.5でした。

TGは基準値を下回るくらいの低い値のため、現状では脂質異常による動脈硬化や血流の滞りなどは問題ないのかと・・・

 

血液循環は回復力を左右するものでもあると同時に食事内容の影響がかなり強いと考えているので、ケトアダプテーションによる脂質異常の状態を招いてしまうことは血液循環にネガティブな結果をもたらし、回復の遅れなどに繋がりかねません。

 

こういう側面からも糖質制限の食事管理の難しさを感じますね。

 

またまた話が逸れてしまいますが、先日、ブエルタエスパーニャを見ていたら解説の方が優勝したレムコ・エベネプールがレース後一番最初に補給する紫色のドリンクがあるとお話ししていました。

今、ロードレースのレース後の栄養管理のトレンドとしては、この紫色のドリンクを一番先に飲み、その後炭水化物、タンパク質を補給するとお話ししていました。

一昔前は何よりもプロテインが先であったと。

 

解説の方は、紫のドリンクはプルーンジュースやベリージュースと話していました。

 

それを聞いてすぐに、論文などを調べあとは、プルーンとベリーの栄養価を調べ考察してみましたが、調べた中ではそういった研究結果などは無く、栄養価的にも私の見解としてはおそらくこの2つの食材のドリンクではないと思います。

 

完全に憶測でしかないのですが、紫のドリンクの正体は、血流に関係するある栄養素が含まれる食材から作ったドリンクだと思います。

目的として血流をよくし、炭水化物とタンパク質としての栄養素を末端まで循環することで早期の回復を促すことを考えているのではないかと思います。

これに関しては現状、ドーピング扱いにもならない物質ですし。

 

ボディビルディングの世界での話を耳にしたことがあったのを思い出しました。

 

話はズレてしまいましたが、回復やケトアダプテーションの食事管理に関してはまだまだ未完成でこれからも、私としては立場的にもプロフェッショナルとして勉強を積み重ねるべく課題の一つではあります。

 

8月の後半、レースまで10日前ぐらいから気持ちを引き締め糖質制限中心で血糖値の管理に努めていきました。

 

ただしこの時の糖質制限の目的は完全に血糖値のコントロールのためであって、脂質代謝能力に関してはあまり気にしなくなりました。

レースの目標もタイムや順位ではなくて完走になっていたから。

 

インスリン量も高血糖低血糖をなるべく出さないように、カーボ/インスリン比、インスリン効果値の評価もこまめに行い、ギリギリまで糖質制限を行うことで、結果血糖値はまずまずコントロールもうまくいっている状態。

そして、血糖値のためではあれ糖質を制限することで、レース前に炭水化物を摂ることでカーボローディング的な要素も生まれるかもしれないと考え、レース4日前からトレシーバの投与量を2割増しにし、炭水化物の量を増やすこととし、体重当たりで2g(130g/日)→4g(260g/日)→6g(390g)→8g(520g)まで徐々に増やしていきました。

これでも若干の高血糖はありましたが、許容範囲内と思われ、食事・血糖値の管理はこんな感じでレースを迎えることとなりました。

 

ちなみにケトアダプテーションを始める前は体重66〜67kg、体脂肪率8〜10%だったのですが、ケトアダプテーションを始めると、一週間ぐらいで体重は64〜65kg台へ体脂肪は5〜7%ぐらいまでに佐渡へ出発する日まで推移していました。

 

良い悪いは別にして、やはり体を絞る事にフォーカスすると糖質制限は有効だと身をもって感じました。

 

今回は余裕もなく、出発までの準備もギリギリになり余裕がない感じではありましたが、移動やレース前の準備で疲労がたまらないように焦らず落ち着いて、なるべく身体に負担をかけないようにと考えていました。

 

後々から考えてみると、諏訪湖の時はバイクと重いトランジションバック担いで飛行機から電車に乗り継いで半日かけて現地へ行って準備して次の日レースというのは結構身体への負担があったんじゃないかなと思いましたね。

レースの前々日ぐらいには現地に着いていることがベストだなと今回の佐渡のレースでも感じました。

正直この時点でレースは始まっていますよね!笑

 

出発当日島の天気は恵まれたのですが、東京羽田は天気が悪く、飛行機の出航が遅れ、若干新幹線間に合うか等内心ソワソワしていましたが無事羽田につき、羽田でPCR検査を受け東京駅へ。

東京駅から新潟駅まで新幹線で向かい、新潟駅で1泊。

途中でCovid19陰性の確認もでき、これでレースへの参加も問題なし!

新潟駅周辺を軽くジョグする時間もあったり、スポーツゼピオがあったので、そこで補給食のジェルを数個調達。

 

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翌日(レース前日)は朝一の船の便で佐渡へ向かいました。

 

ここまでは順調

 

佐渡島につき、まずはレンタカーを借り、ホテルへチェックインと思ったのですがチェックインまで時間があったのでレース会場へ行き選手登録を行い、エキスポをブラブラ。

モルテンのお得なセットが売っていたので、モルテンのドリンクとジェルを調達。

これで今回の補給食は揃いました。

 

それでも時間がホテルのチェックインまで時間があったので、午前中のうちにバイクセッティングを行い車でバイクコースを下見しに行こうと思い、今回宿泊先やレンタカーの手配をお任せした佐渡アウトドアベースさんのメカニックスペースを借りれる事となり、そこでバイクを組み立てることに。

バラしたハンドルまわり、サドル、ペダル、リアディレーラーなどを組み付け、あとはホイールをつけギアの確認をしてちょっと試走して終わりっと思っていたのですが・・・

 

ホイールをつけペダルを回しDi2のシフトボタンを押しても、何も反応しない!?

 

ええええええええっ〜〜〜〜!!!!!

 

ジャンクションAからコードが外れていないか確認して、ボタンを押しても何も反応しない!?

 

ランプも光らないってどういう事???????

 

やや混乱

 

アウトドアベースのメカニックさんがいないか店員さんへ確認するとレース会場などへ行っていてみなさん忙しいと・・・

 

しかし、親切にも島のロードバイクショップへ電話を繋いでいただき、電話でアドバイスを頂くも解決にならず。

 

この時点で考えられる原因は、バッテリーが死んだ、輪行中にコードが断線した、バッテリー切れ。

 

ただ、今回は前日にバッテリーをフル充電させていたので充電器は持ってこなかったため、充電の確認もできず。

 

そんなこんなで、メカニックさんが時間できたので、見に来てくれると!

 

ということで、メカニックさんが来てくれるまで、お店のハンバーガーを食べなが待つ事に。

 

ハンバーガーは格別に美味しかったな〜

 

来ていただいたメカニックさんは佐渡トライアスロンの第1回目の大会から毎年サポートしていると言うベテランの方でした。

しかし、まずは充電を確認することを優先として、大会本部のメカニックサービスでDi2の充電器を借りれるかもしれないと、ひとまず大会本部の会場へ。

 

カニックサービスは結構並んでいたのですが、充電器を借りることができDi2のジャンクションAの反応を見るとランプが光った!!!!!

 

この瞬間、心の底から安堵しました。

最悪DNSも覚悟したところだったので。

 

アウトドアベースのメカニックさん、大会会場のメカニックさん、本当に親切に対応して頂きありがとうございました。

 

結局のところ原因は輪行箱へセットした時にDi2のボタンが接触し、ボタンが押されたままの状態になりバッテリー切れを起こしてしまっていたようでした。

 

そんなこんなで、結局バイクの準備が完全に終わったのが夕方18時ごろ。

 

その後に、ご飯を早めに食べて、翌日のレースの準備を色々行っていたら結局20時を過ぎてしまっていました。

 

トラブルが尽きないレース準備でしたが、なんとかスタートラインへ立てるところまできた。

 

レース当日はまた次回へ続きます。

1型糖尿病がアイアンマンコナを目指す意義について

いきなりですが、1型糖尿病はご存知でしょうか?

 

このブログにたどり着いた方は、1型糖尿病の方か、トライアスリート、ランナー、サイクリストの方なのかと思います。

 

糖尿病にはいくつか種類があり、1型、2型、妊娠糖尿病などといった種類があるのですが、大きく分けると1型、2型の2種類。

 

一般的に糖尿病と診断のつく生活習慣病2型糖尿病になります。全糖尿病患者の95%がこの2型糖尿病に当たると言われています。

残りの5%が1型糖尿病で人口1万人に一人の割合と言われています。

 

1型、2型ともに血糖値が高くなることは同じ。

血糖コントロールが乱れた状態が慢性化していくことでよく知られている合併症を招く事になります。

糖尿病の合併症は、網膜症、神経障害、腎不全からの透析の3大合併症のほか、血糖値が高いことで動脈硬化の進行により心疾患や脳血管疾患も起こりうる病態です。

1型2型ともに血糖値の管理が上手くいかないと合併症を招く結果となっていしまいます。

 

では1型と2型の違いは何なのか?

 

血糖値が高くなる要因の違いです。

 

2型糖尿病は血糖値を調整するインスリンというホルモンの効力の低下。血糖値を下げるためにより多くのインスリンを必要とし、インスリンの反応が悪くなることで血糖値が高い状態が続いている状態。

 

1型糖尿病インスリンそのものの分泌が枯渇し、インスリンが分泌されない状態です。血糖値を上げるホルモンはいくつかあるのですが、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません。インスリンがないため血糖値は下がりません。

 

血糖値というのは血液中の糖の濃度。この糖はグルコースブドウ糖)で生命活動のエネルギー源となります。

 

余談ですが、血糖値を測定するデバイスとして「リブレ」という上腕にパッチセンサーをつけ、デバイスをセンサーにかざすと血糖値がわかり、血糖値の日内変動をグラフで確認できる機器が数年前から使えるようになりました。

僕も日本で保険適用になってからずっと使用していますが、最近では海外のトライアスリートロードレーサーが使用しているのをSNSで見かけます。

エネルギー源であるブドウ糖モニタリングしている様に見えますが、僕の推測は血糖値をエネルギー源としてモニタリングしている訳ではないと思っています。

これについては、また気が向いたら記事にしようと思っています。

 

血糖値というのはホメオスタシス(生命活動の恒常性)にとても大きく関与しているため、高強度のトレーニングの身体活動における代謝の部分で複雑に関与していて、単なるエネルギー源として考えるのは考えが浅いとしか言わざるを得ません。

 

話を戻して

 

インスリンが血糖値を下げるメカニズムは、各細胞のエネルギー源となるグルコースを取り込む時にインスリンが必要になります。

インスリンを介して血液中のグルコースを各細胞に取り込むことで、高まった血糖値が下がります。

特にこの細胞というのは筋肉細胞や脂肪細胞に働くこと。筋肉を大きくするのにも、脂肪をつけて太っていくにしてもインスリンがないとどちらも合成出来ないという事です。

よく糖尿病で急激に痩せたというエピソードを耳にしますが、糖尿病で太っていた人が痩せたという人は要するにインスリンが機能していなく身体に糖分としてのエネルギーを取り込むことができないことが原因です。

 

インスリンがないと細胞にグルコースを取り込むことができないので、結果として飢餓時と同じ状態となります。それと同時に血糖値は高いまま。

 

なので1型糖尿病インスリンが枯渇しているため、グルコースをエネルギー源として細胞に取り込むことができない状態。そのまま放置していたり、インスリン注射を射たないと、いくら食事で栄養を摂っていてもエネルギーの吸収ができず、筋肉や脂肪の合成が滞り、最終的には飢餓となり、合わせて血糖値が高くなることで身体が酸性化するアシドーシスの状態となり中枢神経機能の停止により1〜2週間で死んでしまいます。

 

今から約100年前にインスリン製剤が生まれ生命維持ができる様になりましたが、100年前までは1型糖尿病の診断は死の宣告でした。

 

今では、インスリン製剤は注射の形とポンプという形で大きく2つの治療法があり、種類も作用時間の違いなどから個々生活に合わせた薬の選択ができる様になりました。

 

前置きが長くなってしまいました、ここからが本題です。

 

僕はこの1型糖尿病には17歳の時に診断を受けインスリンの注射を打ち始めてからかれこれ20年近くになります。

1型糖尿病は0歳児から発症してしまうこともあり、比較的早い段階で発症してしまうことが特徴の一つなのですが、中々世間一般的な認知度が低いこともあり、糖尿病という病名が「自己管理ができない」「親が甘やかした」「お菓子やジュースをいっぱい食べた」などの偏見などの対象にもなり得ることもあります。

 

僕も発症当時高校生だったのですが、発症当初は急激な体重減少と合わせて糖尿病という病名から「ガイコツみたい」「死ぬなよ」「糖尿病〜」などという言葉を浴びせられ喧嘩になったこともありました。

担任の先生からも2型糖尿病として声をかけられ、親戚からはワガママに育ったんだねと親にも不快な思いをさせてしまいました。

まあ性格的にそこで悩んで落ち込む様な性格ではなく、そういう同級生は無視する様にしましたが、高校3年の思い出は結局糖尿病発症で全て終わってしまいました。

インスリン注射を射つようになり、1型糖尿病としての人生を歩む中で、病気について理解を得られない事がとても多かった。

親や兄弟にもインスリンを射っていれば健常者と変わらないんでしょ?という認識。

自分自身で前向きに病気と向き合ってそう思うのは良い事だと思うのですが、他人から言われると不快ですね。。

 

これは僕だけではなく、1型糖尿病の患者さんの多くが感じている事だと思います。

そういった中で将来に希望が持てなかったり、自信を失くしてしまったり、周りの何気ない一言や理解されないことで自分を押し殺してしまう子供たちも少なくないのではないでしょうか。

でも側から見たら健常者となんら変わりなく見える。僕もそうですが、糖尿病というとすごい驚かれる。

 

だからこそ理解されづらかったり、大した病気ではないという捉え方をされるのかなと私自身は思っています。

 

それとトライアスロンの取り組みと何が関係しているのか?

 

今更社会的に理解を得ようという考え方はあまりありません。

以前はそういう気持ちは強かったのですが、正直そこに関しては精神的な部分でどうにかなるものだと思っています。

 

トライアスロンというスポーツ。特にロングディスタンスでそれなりのパフォーマンスを求めると健常者であっても、多くの時間をトレーニングに費やし、闇雲に練習をしていてもコナに出るほどのパフォーマンスには中々到達しないのではないかと思います。

1型糖尿病の身体でトライアスロンに取り組むことで、運動生理学や解剖学、生化学など身体に関する分野の理解が深まったと思っています。

それに加え本業は管理栄養士ということもあり、栄養学や食事管理、食品の知識など業務で得た知識と照らし合わせながらトライアスロンの活動に活かすことができていると思っています。

病院栄養士になりたての時、私の尊敬する管理栄養士の恩師のお一人から言われた一言「1型糖尿病であることが、これから栄養士として誰よりも患者さんのことを理解できる存在になれる」と。

 

これは当時イタリア料理に夢中になっており、シェフの道に行くか管理栄養士を目指していくか悩んでいたときに飲みにいった時のエピソード。

 

その一言が、管理栄養士として生きる事を後押しした事になり、今に至ります。

 

自分で言うのもなんですが、1型糖尿病トライアスロンに本気で取り組むことで、運動の代謝についての理解にはかなり自信がつきました。そして、そこと栄養・食事管理についても概ね自分の中での理想は整理できています。

 

あとはそれを形にするだけ、

 

八丈にきて、色々考えていく中で、その形のパーツもかなり現実味を帯びてきたと思っています。

 

今までの1型糖尿病・管理栄養士としての人生を振り返ってみると色々遠回りしていたり、周りから理解されないことも多かったけど、なんら思いはブレていない。

 

管理栄養士として生きていく事を決めた21歳の時と

 

自分の病気の経験を活かし、糖尿病のみならず食事を介して色々な人たちの健康や生活をサポートしていく。1型糖尿病の未来ある子どもたちにも力になれる存在となれればという事。

 

これ答えになっているかな・・・?笑

 

佐渡に向かう新幹線の中です。

 

佐渡は完走できるかも危うくなっているあまり良くないマインドになっています・・・

 

佐渡については、また次回準備期間からレースまで記事にしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スワコエイトピークスミドルトライアスロン2022②

スワコエイトピークスミドルトライアスロン2022

 

今回はスワコの反省点と今後に向けての方針を記載していこうと思います。

 

まず、今回なぜ体調不良を起こしたのか?

考えられる要因をまとめていき、対策を考えて行こうと思います。

 

まず第一に当日の血糖コントロールこれに関しては、前回の記事の通り、当日スイム時から血糖値が250以上まで上がりその影響がフィニッシュまでずっと響いてしまった。

 

なぜ?血糖値が高いと今回のような胸痛や呼吸苦、筋肉の硬直、痙攣が起こるか?

 

血糖値が高くなると、血中の浸透圧が上がることで、浸透圧を調整しようと働く結果、電解質異常が起こり脱水状態になります。

また、血糖値が高い状態が続いているということは、上手くブドウ糖代謝出来ていないということなので身体は脂肪やたんぱく質を分解してエネルギーを確保しようと働きます。

分解された脂肪は毒性を持った遊離脂肪酸になったり、ケトン体となり血液は酸性に傾きます。

これがケトアシドーシスの状態なのですが、この状態がなぜ身体に悪影響を与えるのか?

 

身体でケトン体が多くなることをケトーシス

 

血液のpHが下がることをアシドーシスと言います。

 

ケトン体はエネルギー源になって良いものという認識もありますが、ケトン体濃度が異常に高まると血液は酸性に大きく傾きます。

 

このpHの低下、酸性化が身体に負担をかけてしまうのです。

 

主な現象としては血液が酸性に傾くと、中枢神経系が抑制されると言われています。

 

ケトアシドーシスは中枢神経系が抑制される事によって昏睡状態を招き、最悪死に至る場合もあります。

 

ここからは僕の推測でしかないのですが、今回の結果は高血糖による血液のpHが下がり、中枢神経系が抑制されることで心筋や骨格筋への神経伝達の働きが悪くなり胸痛や呼吸苦、筋肉の痛みに繋がったのではないかと思っています。

 

たまたま1型糖尿病の定期診察のため昨日事前採血をおこなって今日採血の結果を確認したら、CPKがとんでもない数値に。LDH、肝細胞の損傷もあったようで、4日経っていてこの数値は完全に横紋筋融解症のレベルですね・・・。

おそらく糖新生によるアミノ酸の分解も多かったのではないかと思います。

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昨日は足がパンパンに浮腫みやばかった。

横紋筋融解症による腎機能の低下があったと推測。

 

思った以上に身体に負荷をかけていたんだと驚いています。

ただ数値としてはっきりとした分、ホッとした部分もあります。

完全に自分の能力の問題ではなかったという事なのですが、あれだけトレーニングを重ねて今回の結果が実力ですとアイアンマンコナは完全に諦めた方が良いと思いますし💦

 

ただ、こんなこと繰り返していたら、いくらなんでも良くないですし、結果同じ失敗を繰り返していたらそれが実力となってしまいます。

 

では、今後どうすればこのような状態を防げるのかということですが。

 

僕の場合、血糖値のコントロールに周期的な波があるのですが、レースの時は丁度高血糖傾向の波のピーク時と重なってしまったと思われます。

 

高強度のトレーニングをおこなっていると血糖値が何を食べても下がり続ける時が出てきて、そうなると基礎インスリン(僕は今レベミルをつかっています)を減量して調整していくことで、だんだん丁度良いところになってくるのですが、場合によっては減らし過ぎなのか今度は同じボーラスのインスリン量でも血糖値が下がりづらくなってきます。

 

ちなみにボーラスはノボラピットとルムジェブを使用しています。

 

特に一緒に運動量が落ちてくるとさらにインスリンが効きづらくなり高血糖が続くようになります。

そうなるとまた基礎インスリンの量を増やし調整し、数日〜数週間で血糖値が下がり過ぎる傾向になってくるというサイクルを繰り返している状態です。

 

今回レース当日までインスリンが効きづらい状態になった要因として、テーパーリングを意識してトレーニング量をレースの10日ほど前から下げていた事もあり、運動量の低下から基礎インスリンの必要量が増えたのではないかと思います。

 

そうなる前に基礎インスリンを増やせれば良いのですが、やはり、レースとなると低血糖のリスクも考慮しないといけないので中々思い切って基礎インスリンの量を一気に増やせないということもあります。

 

なので少しずつ様子を見ながら数日かけて丁度良い量に調整していくのがマストだと思うのですが、そうなるとテーパーリングのどこのタイミングで基礎インスリンの調整を始めるかの見極めが難しいですね、血糖値が高いのも一回や二回だけじゃ基礎インスリンの問題なのか食事とボーラス投与の問題なのか判断が難しいので。

 

以上の血糖コントロールと併せて、気温も30度を超えたこともあり、そもそも八丈は今だ30度を超えるよう猛暑日はなく比較的涼しいので尚更暑熱順応ができていないのもあったのかと思います。

発汗も多く、高血糖状態が電解質、酸塩基平衡の異常をもたらし運動機能の低下を起こしてしまったと考察に至りました。

 

では今後、どのようにしてレースの臨めば良いか?

 

シンプルな答えとしては高血糖を起こさないようにより厳格にコントロールをするとなるのですが、ただただ炭水化物量を抑えてとなると恐らく体重減少、回復の遅れなどが予測されます。

 

週末のトレーニング日は消費エネルギーだけで2000Kcal、日によっては3000Kcalを超えるので平均すると2500〜3500Kcal/日は食事で確保しないとと思っています。

(平日はトレーニング量も限られるので2500Kcal/日程度でと思っています)

 

そもそも、なぜ高血糖気味なのか?

 

まず、今年の佐渡のレース、諏訪湖のレースの出場が決まりトレーニング量がかなり増えました。

 

今まではあまり多くの糖質を摂る意識はなかったのですが、ここ数年スポーツ栄養を勉強するにあたり、ケトアダプテーションとセオリー通りの高炭水化物の食事管理とどちらにすべきか色々論文や研究データを読みあさり考えた結果、セオリー通りに高炭水化物の栄養管理でやっていこうという結論に至りました。というのも病院管理栄養士の仕事には検食という患者さんと同じ料理を1食分、味見を必ずすると決まっており、その際にしっかりとご飯が1人前あるので、検食をするとなるとケトアダプテーションは無理ということもありました。

そしてセオリー通りに炭水化物を摂取するとなると目安として体重1kgあたり8〜10g(高強度の日)平日など中等度の負荷であれば6〜8gの炭水化物が必要とされています。僕は体重65kg前後なので520〜650gの炭水化物を一日の目安になります。

 

1食の目安が200g前後の炭水化物はご飯に換算すると500g強となります。

 

ご飯相当な量ですよね。

 

また食後高血糖を防ぐため1日4〜5回食としていました。

 

それでも体重は64〜66kgの間で推移し、ボーラスのインスリン量を増やすことでそれなりにコントロールでき5月はHbA1c6.3%でした。

しかし、血糖値の乱高下は結構ひどく、上述したように高血糖の波と時には今回のレースの時のように上手く身体が動かない時もありました。

 

それがわかっていたため、レース前は血糖コントロールにも注意していたのですが・・・

 

中々上手くいかないものです。

 

今回のことで、やはり炭水化物量を増やし回復を図ることは1型糖尿病には不向きだと感じました。

炭水化物量が増え、インスリン量が増えれば増えるほど、インスリンの効き方の誤差が大きくなると身に染みて感じ、これはバーンスタイン先生もおっしゃっている事ですね。

 

ということで、完全に栄養管理はケトアダプテーション

 

実際、レースから帰宅し消耗は感じていなく、疲労はないのですが筋肉の痛みが治まっておらず、採血の結果を見てレース以降トレーニングは休んでいます。

 

 

7月から佐渡に向けて、ケトアダプテーションとロングに向けたロング走+ペース走を軸としたトレーニングを行なっていこうと思っています。

 

空腹時低負荷ロング走などもケト適応には必要になってくるので、長時間の運動に体を慣らしていこうと思います。

 

今回の記事もここまでで長くなってしまったので、1型糖尿病について、アイアンマンへ挑戦する意義のまとめはまた次回に。

スワコエイトピークスミドルトライアスロン2022①

先日2022年6月25日

約4年ぶりのトライアスロンに出場しました。

 

ブログのタイトル通りアイアンマンコナ出場までの道のりをブログとしてまとめています。

コロナも大分落ち着いてきて来年はアイアンマンのレースの出場を目指し、再来年のアイアンマンコナの出場権取得を目指していきたいと思っています。

 

今シーズンの目標は初のトライアスロンロングカテゴリーの出場と完走と決めており、9月の佐渡のAタイプにエントリーし出場が決まっています。

佐渡まであと2ヶ月となりましたが、レースもほとんど出ていなかったので、急遽6/25に開催のスワコエイトピークスミドルトライアスロンへ出場することとし、先日レースを終えての結果をまとめようと思います。

 

目標タイムは4:40:00

スイム:00:35:00

バイク:2:30:00

ラン:1:30:00

トランジション:00:00:05

 

結果5:28:58

スイム:0:40:42

バイク:2:39:52

ラン:2:08:40

 

目標タイムより50分近く遅いという散々な結果に。

 

各種目を振り返ると


スイム🏊‍♂️

ローリングスタート

まあまあなバトルになっていたけど、自分のペースでと思っていた。

200か300mぐらいで呼吸が出来ないくらいの状態に。

心拍数もそんなに上がっていない。ひとまずペースを落とそうとすると後ろからスタートした選手たちにもみくちゃにされながらなんとか呼吸も落ち着いて折り返しのブイをインギリギリで回ったらそっちじゃないとコースとコースの間に入ってしまい50mくらいコースアウト。

戻っても速い選手と遅れた選手とでなんだか終始選手とぶつかったりで大変だった🙄

そんな中でも苦手なスイムをコースアウトして40分ちょっとでクリアできたのは、八丈の海の荒くきびしい海でのトレーニングの結果でしょうか。

また最後200mは遅れた選手たちにコースを塞がれてスピードが15秒/100mくらい落ちていました。

なのでコースアウトがなく位置取りがもっと上手くいっていたら40分は切れていたのかなっと。

 

ペースは悪くなかったのですが、スイムアップ後の時点で、ひどい胸痛と内側広筋が半痙攣状態だった。

スイムアップしてトランジションまで走るのも凄い身体が重たくて走れない。

歩いてバイクまで。

なんだか血糖値高そうだな?と思ってバイクにセットしておいたリブレで血糖値をチェックすると250弱、グラフを見ると300近くまで上がって下がり始めた所だったと思われる。

多少の誤差があったとしても呼吸がしずらいのと、内側広筋の半痙攣と身体が重いかったのはやっぱり高血糖が原因か〜と思いながらもインスリンは持っていないから対処はできない。

 

スタート30〜40分前にリブレで血糖測定時は140ぐらい。

 

ただ、血糖が上がっている表示に。

思い切ってルムジェブ1単位追加射ちまでしました。なぜなら低血糖より高血糖の方が運動のパフォーマンスが下がるから。

低血糖は補給でなんとかカバーできるけど、高血糖インスリンを打つしか方法がない。

また高血糖から無理やり血糖値を下げても低血糖時と同じような症状が出るからそれもすべきでは無いと考えているので、絶対に200以上まで血糖値を上げてはいけないと思っていたのですが、謎の高血糖となっていました。

 

バイクに乗ってれば下がるだろうとそのままバイクへ。

 

バイク🚴

CANYON SPEEEDMAX SLX 

ホイール:DT-SWISS  ADICT1100 80mm

 

バイクは前半20kmくらいまでは平地。

最初の平地の区間でタイムを稼ぐことを考えていでも脚を使いすぎずと38〜40km/hペースで。

28kmぐらいから約8km平均勾配4%のヒルクライムとなります。

登りになりやっぱり胸痛が治らず、どんどん内側広筋の痛みが増してくる。出力も全然出ていないにも関わらず登り切った時には脚が終わっていた。

普段は12-15%の勾配のある坂をガシガシ踏んでも脚が痛くて動かないなんて事はないのにな・・・と思いながらひとつ目のエイドで止まってリブレを確認するとまだ血糖値200のまま。

これの時点でもう今日は糖分の補給はダメだと思って用意したボトルも捨てて補給はエイドの水オンリーで行くことに。

 

バイクはちょっと踏もうとするだけで足にきて、尚且つ胸痛で出力を維持できず。それでも騙し騙しなんとかペースを保つように意識しました。


やっと最後の下り区間に入ったと思ったら下りも風が思ったより強く80mmハイトのリムだと結構煽られてスピード出さず安全に。

 

下で数名の選手に抜かれていき、バイクフィニッシュ。

 

なんとNP:160W

 

で足が動かなくなるという・・・

 

この時点で今まで感じたことのない絶不調ということがわかります。

ちなみにNP:220Wぐらいで80kmライド後、時間は空いているもののラン30km走(5:00/kmペース)などやっていました。


ランに移行する前にもリブレ測定→血糖値は200弱。

 

ラン🏃

この血糖値では用意していたモルテンは逆効果だと思い置いていき補給はエイドの水を中心に。

4:30/kmペースを目標としていたけど、そのペースだと1kmもたない。ちょっと歩けば回復すると思って歩いて走ってを繰り返し。ラスト10kmはせめて5:00/kmでと思ってよし行けると4:30ぐらいで1kmぐらいもった区間があったけど、体が言うこと聞かない、なんだか血糖急降下してるかもって疑ってエイドのコーラを2杯ぐらい飲んだりしたけど、血糖値はもう何だか分からない感じになっていた。

 

そんなこんなでなんとかフィニッシュ。

 

フィニッシュ後の血糖値も200を超えていた。

 

結果エネルギー補給は200kcalぐらい。

あとは全部水。

 

疲労感は無く、ただただ全身の筋肉が固まって痛いのとちょっと心拍数を上げると胸痛が出てきて呼吸も苦しくなる状態だった。

 

正直かなり悔しく本来の力を発揮できず不完全燃焼に終わってしまった。

 

ただし、ここでのこの結果は色々考え直す良いきっかけになり、出場して良かったなっと思っています。

 

そして結果は別として、レースそのものはめちゃくちゃ良かった。

大会運営関係者、ボランティア、地元の応援していただいた方々の熱い声援。

出場選手のレベルの高さ。

コース設定も日本のレースでは珍しいワンウェイ。

 

来年も参加すると決めました。

来年はリベンジで!!

 

振り返っている中で、ふと思ったこと。

このブログを見る人ってどちらかというと1型糖尿病よりトライアスリートの方が多いんじゃないかと?

特にインスタの投稿なんかは?

だとすると、1型糖尿病についてあまり分からなよな?と思い1型糖尿病について簡単に解説しようと思いました。

1型糖尿病トライアスロンアイアンマンコナを目指す意義なんかも発信していかないと理解が得られないだろうなと。

 

長くなってしまったので、反省点と佐渡に向けて、そして1型糖尿病患者がアイアンマンコナを目指す意義について次回に考えをまとめていきたいと思います。

オープンウォータースイム(OWS)日記🏊‍♂️

スワコエイトピークスミドルトライアスロンまで2週間を切りました。

レースまでの残りの時間は少しトレーニング時間を減らして徐々に疲労を抜きつつ調整していこうと思っています。

 

今日は八丈は嵐ということで完全オフ。

 

ということでブログ更新することにしました。

 

今回は一番の課題であるスイムについて。

 

はじめに、スイムの技術的なことは僕のレベルからしたら恐れ多いのですが、環境的にプールがなく海での練習しか出来ないという中々特殊な環境で、そこでの気付きを記事にしようかと思います。

 

技術的なところは別にして、あまりオープンウォータースイムに慣れていない方などには少し参考になるのではないかと思います。

 

まずコロナ前、最後のレースは2018年の九十九里ミドルトライアスロンでその時のスイムペースは2000mを38:31で2:00/100m弱ペースでアップ。

少なからず2:00/100m前後で泳げていた所。

コロナでプールが閉鎖となり、その後八丈島へ移住してから今シーズンまでおよそ2年ほとんど泳げていませんでした。

 

そんなことから、今シーズンはウエットスーツフル装備で2月ごろから少しずつ海で泳ぎ始めました。

 

 

大体平均ペース2:30/100mとかなりパフォーマンスが落ちていることにショックを受けたと同時に焦りもありできる限り泳ぎに行けるようにと思っていました。

 

 

少しずつ、感覚も戻ってきてレストなしで1時間以上泳ぐのも、そこそここなせるようになってきたのですが。

 

ただガーミンのラップを見ると100mを2:00きって泳ぐことができない・・・

 

自分の感覚ではかなり進んでいるなっと手応えがあっても2:30/100mぐらい・・・

 

なんでなんだろう?と悔しい気持ちと疑いの気持ち・・・

 

そこで、4月に一度上京したときがあったのですが、ちょっと時間の合間に50mプールへ軽く泳ぎに行ってみました。

 

すると、概ね1:40/100mで泳げていた?

また、海だとペースを上げようと思って頑張ってスクロールしても全然タイムが変わらないけれど、プールだと頑張りに応じてちゃんと進んでくれる 笑

 

そこで色々調べてみると、思った通り八丈の海は潮の流れをはじめ平均的にかなり荒い環境なのかと思いました。

次の画像を見てみると

 

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詳しいことはあまりわからないのですが、これは潮の流れの強さと方向を表したもので、赤い部分はかなり潮の流れが強いことが分かります。

潮の流れは周期や時間帯によって変わってくるようで、この日のこの時間帯は特に潮の流れが厳しい時ではあります。

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これは参考までに昨日(6/13)の八丈の海の1日の潮の変化(満ち引き)のグラフです。

この日は大潮で水位の変化が大きい日ですね。

大体八丈はこんな感じなのですが

スイム練は朝9:00〜12:00の間の時間で泳ぐことが多く、グラフを見ると一番水位の変化が大きい時間帯だったんですよね。

また1時間ごとに潮の流れの方向がどんどん変わっていくこともわかりました。

 

下の画像はいつも泳いでる場所です。

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1時間後

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全く方向が変わりましたが潮の流れは弱くなったようです。

さら2時間後

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この日は夕方まで流れの方向は変わりませんでしたが、2時間前より流れが強くなっているのがわかります。

 

ちなみに目標レースの佐渡の海(スイムコースと思われる場所)の潮はこんな感じ

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流れの強さが全然違いますね

次が佐渡の海の1日の潮の変化

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八丈が130cmほどの水位の差があるのに比べ、佐渡は同じ日で30cmほど

 

数ヶ月単位でこの潮の変化を調べてみましたが、概ね八丈をはじめ伊豆諸島の海は潮の流れや波、うねりなどの影響が強いことが分かりました。

 

元々泳ぎが得意では無いのに加え、海での泳ぎ方もわからず泳いでいたことでペースが上がらないんだと確信し言い訳が見つかりました笑

 

だからと言って、じゃあこういう荒い海の環境で早く泳ぐにはどうするんだ!?

 

って話ですが

 

それは僕が一番知りたいです。笑

 

皆さんそれが知りたいんですよね・・・

 

少しでもわかる事や気づきがあれば今後も共有していければと思います。

とにかく頭で考えることも大事ですが、経験が何よりだと思うので今シーズンはできる限り海に出ようと思います!

 

スイムで最近取り入れたことはパドル練。

海だと潮の流れや波の影響もあって、ドリルをやるのには向いていないと思うので、とにかく泳ぐ時間を増やすことを第一に考えています。

 

そうそう

 

そして、こんな感じで4000mを1:48/100mペースで泳げた日が一度だけありました。

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この日は小潮の日で周期と時間帯のタイミングがすごい良かったのか、4000mを泳いだのに全くもって疲労感もなくこのタイムで泳ぎ切れました。見ての通りGPSのバグりもありそうなのですが、大体1周500m前後の場所を8周回し、このタイム、心拍数から、そこまで誤差はなかったのだろうと前向きに思っています。笑

 

本当にこのくらいのペースで泳げでたら今の段階では上出来だなっと思っています。

 

とまぁ、おそらく海で簡単に泳げる環境だったからこそ気づけたことですし、最近ではそこそこの高さの波やうねり潮の流れにも臆することなく泳げるようになってきて、流れに逆らっている感じがあっても、平均2:10/100mペースにまとめられるようにもなってきました。

ただこれはスイムに限ったことではなく、ランもバイクもそうなのですが、八丈でのトレーニングの客観値は本当に参考にならないなっと。

 

なので現時点でのパフォーマンスがどのくらいなのか検討があまりついていません。

 

ハードな海なのかもしれないけど、実際自分の能力の問題の可能性の方が高い気がするし、ただそう考えるとへこむので自信をつけるためにも、今のところペースが上がらない事に関しては良い意味で八丈の環境のせいという事にしておきます。笑

 

最近はトライアスロンのトレーニングと考えるとどのパートも本当に過酷な環境の中、少しずつトレーニングに適応できる様になってきてこの環境でこの先もトレーニングをこなせる様になればかなり強くなれるなっと八丈の自然に感謝してトレーニングに励むことができる様になってきました。

 

まあ孤独は孤独ですが、先日の様に憂鬱っぽさは消えました。笑

 

諏訪湖まで10日!!

約4年ぶりのレースでワクワクです!

 

それでは次回は諏訪湖の結果報告と振り返りをまとめます。

今年のレース🏊🚴🏼🏃

久しぶりにブログの更新となります。

 

前回は恥ずかしながら憂鬱な嘆きや愚痴を投稿しましたが、最近は比較的前向きに日々の生活をおくっています。

 

というのも、今年の出場レースが決まったことが気持ちを切り替えるきっかけになった気がします。

 

今年の出場レースはミドルとロングの2レースとなりました!!

 

まずはミドルディスタンスの今月6月25日に予定のスワコエイトピークストライアスロン2022身出場します。

 

レースの詳細は

 

スイム:2000m

バイク:78km / 獲得標高:870m

ラン:20km

 

という内容です。

 

ポイントはバイクコースが一部ヘルクライムとなる事かなっと。

諏訪湖八ヶ岳にはいったことがないので正直どの程度の登りになるのかはわからないのですがコースレイアウトを見ると比較的緩めの登りなのかな?っと、どちらにしてもヘルクライムは好きなのでタイムはどうあれレースを楽しめるのではないのかなっと思っています。

 

ランは諏訪湖の周りを走る平坦コースだと思うのでスピード重視だろうと。

 

スイムは湖なので波や潮の影響もない分泳ぎやすいのかなっと勝手に思っていますが湖で泳いだことないから実際どうなんだろう?意外と流れとかもあるのかな?

ショート、ミドルは結構スイムのあがりが重要な気がしますよね。

スイムのタイムが早い人で20分台だとするとその時点で10分以上の差がつくし、ロングなら10分程度ならと思いますが、ミドルだと大分痛いと思い。一番課題の多いスイムは最近頑張っています!

 

そしてもう一つのレースは、今年の初めから考えていた佐渡国トライアスロンAタイプ

 

初のロングディスタンストライアスロンの挑戦となります!

抽選に当たるかどうなんだろう??と思っていましたが5月の初めに当選の通知が来て気持ちのスイッチが入りました。

その勢いで何か間の期間でレースに出ようと考えたところで諏訪湖のレースを選びました。

 

佐渡のレースについての戦略は諏訪湖が終わったら考えていこうと思っています。

レーニング内容に関してはある程度構想もあり、その辺も諏訪湖のレースの振り返りと一緒にまとめていこうと考えています。

 

そして後から気づいたのですが、この2レースはJTU(日本トライアスロン連合)のエイジランキングのポイント対象のレースとなるので今シーズの成績として記録に残ることになり、楽しみも増えました!

ロングディスタンスのランキングのポイントは、選手1人あたりロング1レース、ミドル1レースの合計のポイントで年間のランキングが決まるそうなので結果的に今シーズンのレース選びはハマった感じです笑

 

ただ、僕の対象となる35〜39歳のグループはかなりレベルが高いと思われるのでランキングで勝負になるのかっという疑問も残りますが、まあとにかく今年は挑戦と自分を知ることが一番の目的になるので順位より、まずはレースまでの過程も含め佐渡のレースまでトライアスロンライフを楽しみたいと思っています。

 

さて、話は変わりまして最近のトレーニングの様子と言いますとこんな感じです。

f:id:ifags-g-g:20220604212512j:image

5月は

ラン:250km

バイク:700km弱

スイム:25000m

 HbA1c:6.4%(2022/6/1採血)

 

アイアンマンコナを目指すにはまだまだ練習量が少ないと思いますが、現時点でそこまで無理なくこのぐらいの練習量をこなせられるようになってきたなっと。

 

特に5月は諏訪湖にむけてのトレーニング内容として、ミドルだとある程度スピードやパワーも求められるので、その辺りの適応力の向上を考慮しメニューを考えていました。

あとは、バイクがヘルクライムとなるため、週1のロングライドの日は80kmの1500mの獲得標高となるコースを走っていました。まあ、80kmだとロングライドにならないのかな〜笑

同じ距離でも獲得標高は倍になり、八丈の場合は長い登りは6〜7kmと比較的短いのですが10%を超える登りもチラホラあり、アップダウンも激しいのでかなり鍛えられています笑 

 

ランはLT値のペース走とインターバルのポイント練を週2回にジョグが大体のメニュー

ランはあまり調子が上がらないのが正直なところ。

 

スイムは毎回2000〜4000mの間で最近パドルを取り入れました。

ガーミンのログだと大体100m2 :00前後となっています。

 

5月のトレーニングの客観値から諏訪湖の目標タイムとして

 

スイム:2000m=0:35

バイク:78km=2:30

ラン:20km=1:30

トランジション:0:05

 

total:4:40(最低5:00)

 

としました。

 

前回期分けの話の中でFTPテストなどを4月ごろにと言っていました。

色々諸事情でできていませんが、概ね250W前後なのではないかと。

 

また、ランのタイムトライアルもできていないので現時点の現状把握はあまりできていない状況ではありますが、最近のトレーニング内容の振り返りを行う上で目標タイムは設定しています。

 

バイクに関してはヘルクライムでもTTバイクで80mmハイトのホイール、エアロヘルメットでいく予定です。

78kmのうち登り区間はおおよそ25%程度で下りも含め平坦もそれなりにあるのと、コースレイアウトから10%以上の勾配が続くような坂ではないので問題ないだろうと考えて、平坦でしっかり速度が出せることを重視してみようと思います。

 

ランはシューズをどうするか迷っていますが、今のところアルファフライで考えています。

 

スイムの考察はまた次の投稿でお話ししようと思います。

 

ひとまず現状はこんな感じでトレーニングに励んでいます。

 

前回の投稿から気持ちも切り替わっています。

大変お見苦しい内容かと思いましたが、全てを曝け出す内容でこれからもブログを続けていこうと思っています。

 

長文の内容でここまで読んでいただいた方ありがとうございました。

 

それでは、また次回👋