今回は料理ネタで!
先日栄養で新型コロナウイルス感染予防をするための免疫力アップについてまとめてみましたが、色々と先日まとめた内容を料理で考えてみると、意外な料理が思いつきました。
それがお題にもある通り「カルボナーラのパスタ」
あまり健康的なイメージはない気がしますよね?
カロリーが高いとか・・・
でもめっちゃうまい!
たまに無償に食べたくなる!
最近の料理の流行りは分かりませんが、ひと昔前だと、生クリームを使ったものが主流な気がするのは僕だけでしょうか?
カルボナーラは栄養的にはどうなのでしょうか?
まとめてみました!
まず僕はイタリアンのプロのコックでもありませんので料理の技術やイタリア料理の知識はあまり自信はありませんのでご了承下さい。
が、一応20代の頃、それなりのお店で修行をしていて、一時期はイタリアへ料理の修行に行こうか迷った時期もありました。
当時はIDDMである事で不安が強く、また誰に相談しても否定されてしまい断念。
その代わりの10日間イタリアを一人旅をしたという経歴です。
イタリアで修行してはいませんが、イタリア料理の歴史から料理の基本は自分なりに勉強したつもりです。
ちょっと話しが脱線してしまいましたが、
僕が知る限り、イタリアでは基本生卵は食べない。
カルボナーラの歴史としても半世紀ぐらいでわりと近代に作られた料理。
僕のなかではローマ料理の代表的なパスタの一種と思っています。
僕の料理の師匠はイタリアを長年旅してイタリア全土で郷土料理を中心に修行していたようでしたが、その中で色々なお店のカルボナーラの写真を見せてもらった記憶があります。
中には卵に火が入ってボロボロの炒り卵のような状態のものもあった様で、シェフは自慢げにカルボナーラとはなんぞやと僕に語っていた事を覚えています。
一番主張していたのは日本のお店に出てくる様な生クリームを使うソースはイタリアにはほとんど無いと。
そのせいか僕のカルボナーラも生クリームは使用せずパンチェッタ(ベーコン)の旨味とパスタの茹で汁、ペコリーノロマーノ(粉チーズ)を混ぜて絡め、全卵を入れ、濃度が出るまで火にかけてソースを作るという手法。
なので、クリームソース特有の重たさはなく、意外とあっさり食べられて、そこまでエネルギーも高くはならないです。
で、ここからが本題。
なぜカルボナーラで免疫力が上がるのかというと。
まずは卵を使用する事で、良質なタンパク質が確保できる。
そしてチーズを使う事で乳製品特有の多機能性タンパク質の摂取に繋がる。
カルボナーラは「ペコリーノロマーノ」という羊乳から作るチーズを使用しますが、羊乳は牛乳と比べるとタンパク質が約1.7倍と豊富。
脂質も炭水化物の含有量も牛乳よりやや多く栄養価が高いのが特徴です。
エネルギーは牛乳の約1.5倍にもなります。減量中は気を付けないと・・・
なので羊乳から作るペコリーノロマーノは栄養価が高い分、エネルギーも高く、また塩分も多い特徴があります。
乳タンパクは吸収率も良く、免疫系に関連の強い、βカゼインやkカゼイン、βラクトグロブリン、ラクトフェリンなどの多機能タンパク質の摂取に繋がり、免疫力を高められる効果が期待できます。
以上のタンパク質類は抗炎症作用も期待ができるため、筋タンパクの合成と合わせ、筋トレ後や運動量の激しいアスリートなど様々ストレスからの回復も促せられるのではないかと個人的には考えています。
またこれらは腸管内で作用することが考えられるため腸内環境を整えるために、食物繊維やビタミンB群が摂取できるように、「ライ麦粉で作ったパスタ」と合わせることで相乗効果が期待でき、効率的に免疫力アップを促せるのではないかと仮説を立てたところであります。
栄養指導などをする中で乳製品をあまり摂らないという方は意外と多い気がします。
これを機にあまり乳製品をとらないという方は是非取り入れてみて下さい!
注:市販のレトルトのカルボナーラソースは別物と考えて下さい。
【一人分の材料】
・パスタ100g
・パンチェッタ(ベーコン)1枚
・ペコリーノロマーノ(粉チーズ)大さじ2-4杯(好みの量で)
・白ワイン40-50cc
・バター5g
・オリーブオイル小さじ1杯
・塩
・ブラックペッパー(粗挽き/軽く砕いた物)
出来上がり!
https://twitter.com/yutakadmtype1/status/1252215524152483840?s=21
仕込みの様子はTwitterにタイムラプスで上げていますので良かったら覗いてみて下さい。