1型糖尿病のトライアスロン、血糖値、栄養日記-アイアンマンコナを目指して-

一型糖尿病20年目の管理栄養士です。アイアンマンコナ出場を目指してトレーニングの様子や血糖コントロール、栄養管理についてアップしていきます。

スワコエイトピークスミドルトライアスロン2022①

先日2022年6月25日

約4年ぶりのトライアスロンに出場しました。

 

ブログのタイトル通りアイアンマンコナ出場までの道のりをブログとしてまとめています。

コロナも大分落ち着いてきて来年はアイアンマンのレースの出場を目指し、再来年のアイアンマンコナの出場権取得を目指していきたいと思っています。

 

今シーズンの目標は初のトライアスロンロングカテゴリーの出場と完走と決めており、9月の佐渡のAタイプにエントリーし出場が決まっています。

佐渡まであと2ヶ月となりましたが、レースもほとんど出ていなかったので、急遽6/25に開催のスワコエイトピークスミドルトライアスロンへ出場することとし、先日レースを終えての結果をまとめようと思います。

 

目標タイムは4:40:00

スイム:00:35:00

バイク:2:30:00

ラン:1:30:00

トランジション:00:00:05

 

結果5:28:58

スイム:0:40:42

バイク:2:39:52

ラン:2:08:40

 

目標タイムより50分近く遅いという散々な結果に。

 

各種目を振り返ると


スイム🏊‍♂️

ローリングスタート

まあまあなバトルになっていたけど、自分のペースでと思っていた。

200か300mぐらいで呼吸が出来ないくらいの状態に。

心拍数もそんなに上がっていない。ひとまずペースを落とそうとすると後ろからスタートした選手たちにもみくちゃにされながらなんとか呼吸も落ち着いて折り返しのブイをインギリギリで回ったらそっちじゃないとコースとコースの間に入ってしまい50mくらいコースアウト。

戻っても速い選手と遅れた選手とでなんだか終始選手とぶつかったりで大変だった🙄

そんな中でも苦手なスイムをコースアウトして40分ちょっとでクリアできたのは、八丈の海の荒くきびしい海でのトレーニングの結果でしょうか。

また最後200mは遅れた選手たちにコースを塞がれてスピードが15秒/100mくらい落ちていました。

なのでコースアウトがなく位置取りがもっと上手くいっていたら40分は切れていたのかなっと。

 

ペースは悪くなかったのですが、スイムアップ後の時点で、ひどい胸痛と内側広筋が半痙攣状態だった。

スイムアップしてトランジションまで走るのも凄い身体が重たくて走れない。

歩いてバイクまで。

なんだか血糖値高そうだな?と思ってバイクにセットしておいたリブレで血糖値をチェックすると250弱、グラフを見ると300近くまで上がって下がり始めた所だったと思われる。

多少の誤差があったとしても呼吸がしずらいのと、内側広筋の半痙攣と身体が重いかったのはやっぱり高血糖が原因か〜と思いながらもインスリンは持っていないから対処はできない。

 

スタート30〜40分前にリブレで血糖測定時は140ぐらい。

 

ただ、血糖が上がっている表示に。

思い切ってルムジェブ1単位追加射ちまでしました。なぜなら低血糖より高血糖の方が運動のパフォーマンスが下がるから。

低血糖は補給でなんとかカバーできるけど、高血糖インスリンを打つしか方法がない。

また高血糖から無理やり血糖値を下げても低血糖時と同じような症状が出るからそれもすべきでは無いと考えているので、絶対に200以上まで血糖値を上げてはいけないと思っていたのですが、謎の高血糖となっていました。

 

バイクに乗ってれば下がるだろうとそのままバイクへ。

 

バイク🚴

CANYON SPEEEDMAX SLX 

ホイール:DT-SWISS  ADICT1100 80mm

 

バイクは前半20kmくらいまでは平地。

最初の平地の区間でタイムを稼ぐことを考えていでも脚を使いすぎずと38〜40km/hペースで。

28kmぐらいから約8km平均勾配4%のヒルクライムとなります。

登りになりやっぱり胸痛が治らず、どんどん内側広筋の痛みが増してくる。出力も全然出ていないにも関わらず登り切った時には脚が終わっていた。

普段は12-15%の勾配のある坂をガシガシ踏んでも脚が痛くて動かないなんて事はないのにな・・・と思いながらひとつ目のエイドで止まってリブレを確認するとまだ血糖値200のまま。

これの時点でもう今日は糖分の補給はダメだと思って用意したボトルも捨てて補給はエイドの水オンリーで行くことに。

 

バイクはちょっと踏もうとするだけで足にきて、尚且つ胸痛で出力を維持できず。それでも騙し騙しなんとかペースを保つように意識しました。


やっと最後の下り区間に入ったと思ったら下りも風が思ったより強く80mmハイトのリムだと結構煽られてスピード出さず安全に。

 

下で数名の選手に抜かれていき、バイクフィニッシュ。

 

なんとNP:160W

 

で足が動かなくなるという・・・

 

この時点で今まで感じたことのない絶不調ということがわかります。

ちなみにNP:220Wぐらいで80kmライド後、時間は空いているもののラン30km走(5:00/kmペース)などやっていました。


ランに移行する前にもリブレ測定→血糖値は200弱。

 

ラン🏃

この血糖値では用意していたモルテンは逆効果だと思い置いていき補給はエイドの水を中心に。

4:30/kmペースを目標としていたけど、そのペースだと1kmもたない。ちょっと歩けば回復すると思って歩いて走ってを繰り返し。ラスト10kmはせめて5:00/kmでと思ってよし行けると4:30ぐらいで1kmぐらいもった区間があったけど、体が言うこと聞かない、なんだか血糖急降下してるかもって疑ってエイドのコーラを2杯ぐらい飲んだりしたけど、血糖値はもう何だか分からない感じになっていた。

 

そんなこんなでなんとかフィニッシュ。

 

フィニッシュ後の血糖値も200を超えていた。

 

結果エネルギー補給は200kcalぐらい。

あとは全部水。

 

疲労感は無く、ただただ全身の筋肉が固まって痛いのとちょっと心拍数を上げると胸痛が出てきて呼吸も苦しくなる状態だった。

 

正直かなり悔しく本来の力を発揮できず不完全燃焼に終わってしまった。

 

ただし、ここでのこの結果は色々考え直す良いきっかけになり、出場して良かったなっと思っています。

 

そして結果は別として、レースそのものはめちゃくちゃ良かった。

大会運営関係者、ボランティア、地元の応援していただいた方々の熱い声援。

出場選手のレベルの高さ。

コース設定も日本のレースでは珍しいワンウェイ。

 

来年も参加すると決めました。

来年はリベンジで!!

 

振り返っている中で、ふと思ったこと。

このブログを見る人ってどちらかというと1型糖尿病よりトライアスリートの方が多いんじゃないかと?

特にインスタの投稿なんかは?

だとすると、1型糖尿病についてあまり分からなよな?と思い1型糖尿病について簡単に解説しようと思いました。

1型糖尿病トライアスロンアイアンマンコナを目指す意義なんかも発信していかないと理解が得られないだろうなと。

 

長くなってしまったので、反省点と佐渡に向けて、そして1型糖尿病患者がアイアンマンコナを目指す意義について次回に考えをまとめていきたいと思います。