1型糖尿病のトライアスロン、血糖値、栄養日記-アイアンマンコナを目指して-

一型糖尿病20年目の管理栄養士です。アイアンマンコナ出場を目指してトレーニングの様子や血糖コントロール、栄養管理についてアップしていきます。

ラン10km走 ベンチマーク 運動時の低血糖と高血糖のそれぞれが身体へ与える影響の考察

今日は10km走!

f:id:ifags-g-g:20190218220505j:image

結果はこんなもんですが、一応50分切れたのでまずまず、4月までに45分ぐらいを目標に!

ちょっと太ったので少なくともあと3kg減量しなければ!

 

血糖値の変化はこんな感じでした。

f:id:ifags-g-g:20190218220834j:image

昼間お客さんからもらったお菓子食べてノボラピットを追加射ち。でもインスリン反応が間に合わず結構上がっちゃいました(ー ー;)

 

ちょうど山のピークぐらいの時から走り始めたのですが、250mg/dlぐらいにもなると、僕の場合大腿筋の硬さと足の末端の血流が悪くなっている感覚があります。筋肉が硬くなる事で膝も痛くなり続けようかの判断に迷う時もあるのですが、今日は体調は良い方だったので続ける事に。走って血糖値が下がっていくにつれ気にならなくなり、膝の痛みも無くなってきたのでペースも保てました。

実際走り終わるとかなり血糖値が下がっているのですが、恐らく追加で射ったノボラピットの影響だと思います。普通の時であれば、10kmぐらいだとこんなに下がることは無いですね。

運動時の血糖値に関しては、主治医から160-180mg/dlぐらいがいいと言われているのですが、僕は80-120mg/dl以下が一番身体が動く感覚があり、リスクは大きいですが低血糖の狭間で補給を入れながら血糖値を低めで維持していくのが一番身体が動きやすくなると思っています。

医療従事者としては低血糖の方が意識障害のリスクが大きく危険と思うのは当然ですし、実際僕もDMの患者さんを指導する際には、低血糖のリスクを優先して指導します。

しかし、競技性を考え身体の動きのベストを考えると僕としては以上の通り勧めていったほうが良いのではないかと。健康維持と身体パフォーマンスの向上の目的の違いですね。万が一低血糖になってもその時に一度中断して補給を取れば、またすぐ再開できますし、実際、普段から糖質の摂取をしっかりしていればグリコーゲンが蓄えられそこからの分解が促されて、(糖新生や筋肉の分解もあるかもしれませんが)グルコース濃度を少なからず高めてくれるはず、ただそれに対して、基礎インスリンの量が多かったり、ボーラスを射って間もない時には血中のインスリン濃度がそれ以上に高まっているわけで、血糖値が下がり続けてしまうが、それ以外は昏睡に至るまでの低血糖はなく、仮に少し低くなったとしてもある程度は運動も続けられると思っています。

基礎インスリンの調整と食後直ぐの運動をしない様にする事(超速効型の作用時間のピーク3-4時間後を見計らうのが良いと思う)でリスクは減らせる。あくまで主観的な考えなので間に受けない様にして下さい!

それでは高血糖の時のリスクを考えると。

まず高血糖は基本的にはインスリンの投与が無いと改善されないので、特に注射で管理している人間には競技中はどうしようもない。仮に投与したとしても低血糖のリスクが出てきてこの方が急激な血糖値の下降が考えられ、昏睡の可能性も高い。

また運動で下降してくることを考えてもその時々で下がり方が違うため意識的にコントロールする事が難しい。

その点、低血糖からの糖分の補給では回復も果糖ブドウ糖溶液であれば、1、2分で回復する。糖質量の目安もあり、長くても10分程度で回復の見込みがある。なので、競技中の立て直しの逆算も出来る。

高血糖の身体への影響を考えると筋肉が硬くなる事で関節のクッション性がなくなり、関節へのダメージがかなり大きい事が考えられ、また、筋疲労感を強く感じ、リカバリーにも時間がかかる気がしています。筋肉が硬くなる事でROMの制限や出力にも大きく影響が出てくると思います。

 

スポーツを続けるにあたっては何よりケガの予防やコンディショニングが重要だと思いますが、高血糖の与える影響は特にこの辺の慢性的な障害に関わる事が大きいと思います。

 

まぁ一番は低血糖高血糖もなくコントロール能力を高めればいい話なのですが、これがまた難しいですね(^^;)

 

この辺の生化学的な分析は自分の身体を参考においおい少しづつブログの場で考察を進めてアウトプットして行こうと思っています。

完全主観的な考察になりますので、ご了承ください。

 

自身の筋肉や身体的な部位に関しては、右股関節のつまり感がずっと続いていて、これも高血糖の時に強く感じるのですが、昨日ちょっとした発見があり、原因の仮説を立て改善策を考えているところです。

この辺は解剖学の問題で、正直素人の考えなので、一つの症例の記録として見ていただければと思うのですが、次の記事でアウトプットしていきたいと思います。

 

良かった次回も見て頂けたらと思います。

 

もし読まれた方で何か意見とかありましたらお気軽にコメントして頂けたらと思います

 

ここまで読んで頂いた方ありがとうございます(^^)