1型糖尿病のトライアスロン、血糖値、栄養日記-アイアンマンコナを目指して-

一型糖尿病20年目の管理栄養士です。アイアンマンコナ出場を目指してトレーニングの様子や血糖コントロール、栄養管理についてアップしていきます。

はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン2023Final 振り返り

今シーズン初レースとなった「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン2023Final」

 

今回はそのレビューをしたいと思います。

 

結果からお伝えいたしますと

 

個人の部518人中31位(年代別35−39歳:3位)

 

総合タイム:4:24:06

スイム(1500m):0:30:58(160位)

バイク55km累積標高1300m前後(T1含む):2:15:08(18位)

ラン20km累積標高439m(T2含む):1:38:00(38位)

 

コースレイアウトはこんな感じ

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バイクとランは数字から見てもトライアスロンの中では異質なヒルクライム!!

実際に走ってみるとコースレイアウト以上にタフなレースでした。

 

各パートを振り返ってみると

 

⚫︎スイム

今回はローリングスタートでスタート前に試泳をしてから整列しスタートまでの時間がかなり長かった。

スタート前の血糖値の値が不安定だったのでそこも含めて、内心不安に押し潰されそうになっていました。

スタート前の血糖値は去年のレースでも高かったり低かったりでコントロールが課題の一つでもあり、これは日々の生活のトレーニングでも感じていることなのですが中々うまくコントロールできないのが現状です。

 

血糖値に関しては今回はあまり触れず、レースの振り返りをしていきたいと思います。

 

スイムスタートしてからですが、今回は水温が低くロングジョンタイプ(袖なし)のウエットスーツだったのでかなり冷たく感じていました。

元々暑さよりも寒さや体が冷える事が苦手なので今回は海の冷たさが特にきつかったのを覚えております。

終始早くスイム終わらないかなと言うことが頭にあるくらい、不安の中でのスイムとなりました。

正直こんなに憂鬱なレーススタートは始めてでした…笑

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スイムの詳細はこんな感じです。

予定は2500mの予定でしたが、諸事情で1500mに短縮されました。

最初の500mは順調に良いペースで泳げていたのですが、後半特に1000mを過ぎたあたりから大きく失速。

これは折り返しをしてから目標となるブイが見当たらず、何度か止まりながら進行していたことが原因かと。

周りにも選手がいなくなっていたので少し焦りましたが、前方に先にスタートしていた選手たちの集団が見えたのでそれを目標に泳ぐ事にしました。

そんな事もあり精神的にも動揺してのスイムで結果としては2:00/100mペース。

私のスイムのレベルで言ったらこの状況でこのペースにまとめられたことは良かったと思っていますが、逆に今後スイム泳ぎ以外のスキルを上げるだけでもタイムの向上につながるとスイムは課題が多い分伸び代にも期待ができるなと思いました。

 

あとスイムに関してはやっぱり純粋に泳ぎ込みが足りないと感じます。

この1500mの距離でもやや疲労を感じたため今後ロングのレースに挑む中ではスイムに関わる筋持久力とスタミナの向上は必須だと感じました。

 

スイムを終え、トランジションまでがこれまた特異的で、スイムアップからバイクまで800mの激坂を走って登らなければならないという。

大体の選手は歩いて登っていましたね 笑

 

私はスイムが想定よりも遅れた分頑張って走りました!

 

が、やはり血糖値が高かったからか、尿意を感じトランジションにあるトイレに駆け込み用を足してからのスタートとなりそこでタイムロス。

さらに、今回ウエアはスーツではなくトライアスロンパンツに長袖のエアロのジャージという組み合わせだったのですが、この長袖のジャージを濡れた体で着ることにかなり手こずってしまいここで大幅にタイムロスをしてしまいました。

T1の概要はこのような形

T1で10分以上かけてしまいました。

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公式リザルトでは、トランジッションはバイクとランに含まれているようだったのでバイクタイムはトランジションに詰まらなければ5分は短縮できたのではないかと思います。

なので今後のレースに向けてトランジションの対策も考えなければならないと感じました。

 

⚫︎バイク

バイクは完全にヒルクライムでしたね。

下記はガーミンEDGE530の概要です。

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心拍センサーベルトが壊れてしまい心拍が取れませんでした💦

約2hの平均ワット214W

NP243w

意外とTSSは低い?

 

バイクはヒルクライムとわかっていたのでロードバイクビアンキオルトレXR4にホイールボーラワン35の組み合わせで軽量を意識したものでセットアップ。

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バイクはこのコースの一番の難所、最後の10km程にある所山が思った以上にきつかった。

10%以上の勾配の坂が数キロ続く。

これは想像以上でした 笑

しかし、八丈の山も比較的10%超えの坂道があるのでそこでトレーニングしていた成果が出たのか、たれずに登り切ることができました。

 

自分の中ではかなりバイクパフォーマンスは良くなってきていると感じましたが、このレースの反省点としてはバイクのセッテイング。

 

バイクコースの中盤では比較的平坦が続く事もわかっていたのですが、TTバイクと比べ空力的に不利になると思っていました。

何とか空力を良くするため、最近ロードレース界隈で話題の「シフトレバーのブランケットを内側に入れる」ということを試してみました。

何度かそのセッティングで試走をしたら、低いポジションを取りやすく良い感触で走れる実感がありました。

 

しかしレースとなると下り坂と登り坂があります。

シフトレバーのブランケットを持ってダンシングをするとやや不安定に、そして下り坂は特にアンダーステアになってしまいスピードが出せなくなってしまいました。

一度下り坂で大きくアンダーステアが出てしまい、ひよってしまった事でスピードを緩めてしまいました。

下り坂をもっと攻めることができたら、さらにタイムは良かったなと思っています。

たらればなので、この選択をしたことでまた勉強になったと思いこの選択をして良かったと思っています。

バイクのセッティングも含めて、結果は結果でしっかりと受け入れています。

 

⚫︎ラン

ランはロードのヒルクライムよりですが、登って下ってのアップダウンなコース設定。

しかし登りは数キロ、下りも数キロとアップダウンの繰り返しというよりガツンと登ってガツンと下るというイメージ。

 

レース1週間前から、痛めていた膝の痛みと合わせて、逆の膝の違和感も感じていたため、アップダウンの大きい廿日市のレースのランは無理せずにいこうと思っていました。

因みに今回のシューズはHOKAの新作レースシューズRocket X2

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このシューズのおかげで良いペースで走り切れたと言っても過言ではありませんね。

 

ランの詳細は以下の通り

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レース前1マイルインターバルなどをやっていたため、ラップの設定が1マイルとなっていてちょっと見にくいですが。

 

後半一気に下るのですがそこでの膝の痛みも思ったよりなく、少しペースを上げてみるとスピードにも乗れて膝の痛みも問題ないと思ったためペースも上げていきました。

ランに関しては思った以上に走れたのですが、八丈のトレーニングも含め平坦のコースをほとんど走っていないのが現状。

正直平坦で一定のペースで42kmを走ることに不安もあります。

今後のレースではそれが課題だと正直思っています。

 

今回のレースは、自分の今の実力が十分に発揮でき、レースの目標であった現状把握としては十分納得のいく結果となりました。

 

本日7/1皆生トライアスロンまであと2週間。