1型糖尿病のトライアスロン、血糖値、栄養日記-アイアンマンコナを目指して-

一型糖尿病20年目の管理栄養士です。アイアンマンコナ出場を目指してトレーニングの様子や血糖コントロール、栄養管理についてアップしていきます。

佐渡国際トライアスロンAタイプ(レース)

佐渡国トライアスロンAタイプ

 

朝は4時前に起き血糖値を測るとやや低血糖

朝食はあんパンでカーボ150g程度摂取。準備を済ませ、車で会場へ。

 

会場には既に車の渋滞が・・・

時間はまあまあ余裕もあり、トランジションエリアへ。トランジションでバイクをセッティングし今回はルムジェブ(超速攻型インスリン)とリブレをベントーボックスに入れておき高血糖対策も!

 

なんとなく朝からお腹が張っている感じ☹️

ホテルのトイレで済まそうと思っても大の方が出ない。

でもなんか張っている感じ。

 

トランジションのセッティングを終え最終登録を済ませ、ウエットスーツを着る前にトイレへ。

 

やっぱり大が出そうで出ない🙄

嫌な感じ・・・

気持ちを切り替えウエットスーツを着て入水チェックへ。

海へ足を入れた瞬間チクッと、、、

入った瞬間クラゲにやられていました😵‍💫笑

 

それはともかく、佐渡のスイムアップは自由に泳ぎ回れるのが良かったです!

 

準備も整い待ちに待ったスタートラインへ

 

アイアンマンコナへの第一歩。

 

○スイム🏊‍♂️

2000m2周回

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海の状態は波も流れも穏やかでかなり泳ぎやすそうでした。

 

スイムはあまり自信が無かったので後方からゆっくりスタート。

と思ったものの、結構混み合ってペースを上げると前がつっかえて中々ペースが掴めず。

後方からスタートしたのは失敗だったかなと。

 

ペースとしては2:00/m前後で推移。

ストロークも平均29回/分

思ったより進んでいたのですが、数百メートル進むとなんとなく目が霞んで頭がボーッとする。

低血糖かなっと思いながら高血糖の可能性もあるから少し様子を見ることに。

そんな中最初のブイが見えてくる。

最初のブイを通過した所でやっぱり低血糖だなと思い、横にずれようとするも、後ろからくる選手たちにぶつかり中々横にずれ、止まることが出来ないようやくスタート地点で配っていたアミノバイタルジェル(赤)を取り出し摂取する事が出来ました。

画像の17分を過ぎたあたりのペースが落ちている所がそうですね。

この時の200mが3:00/100mのぺースになっていました。

ジェルを摂取し少しするとなんとなく力も入るようになりペースも復活。

1周目を40分ちょっとぐらいで通過し、ここからペース上げて1:20:00は切ろうと思うも、またまた、低血糖っぽさを感じ力が入らず頭がボーッとしてきた。

確実に低血糖インスリンが効きすぎていたのか、再度ジェルを摂取。今度モルテンジェル。

 

この時点で200Kcalのジェルを既に摂取。

 

後半はさらに選手の集団に囲まれてペースを上げては選手達とぶつかって、ペースが落ちての繰り返し。

 

中々ペースを掴むことが出来ませんでした。

 

スイムは1:28:24通過順位は480位

 

目標は1:15:00ではあったし、やっぱりスイムは課題が多いと改めて思いました。

 

しかしながら、低血糖のトラブルも落ちいて対処できたのは良かったし、ここでスイム時の低血糖の経験が出来てよかったと思います。

 

○バイク

バイクスタート時、トランジションにタオルを置いておくのを忘れ、長袖のウエアに袖を通すのに手間取ってトランジションにも7分以上費やしてしまった💦

リブレで血糖値も確認。

バイク前で76mg/dlと低め。1時間半の中でジェルを2個も摂取してこの値はさすがに低いし気をつけないとと思い、諏訪湖と真逆で、ドリンク摂取はこまめに意識する事にし、血糖維持に注意を払わないと。

でも、なんとなく血糖値が低いぐらいの方が身体は動くんですよね。

水分摂取もしっかり出来るし、高血糖に比べれば力が全く入らなくなったり、意識が薄れていくような手遅れの状態にならない様に、ドリンクとジェルを一定のタイミングで摂取し維持ができればその方が良い。

これは健常者の選手と同じ事をやれているという事。

ただ健常者の選手よりも落ち方が顕著なため、しっかりジェルで補う必要がある。

バイクは平均心拍数130台を目安にパワーは200Wを超えない様に進んでいく事を考え、このくらいだと平地で時速35km/hぐらいのペース。

ただやっぱりちょっとした登りはペダリングにも力が入って300W超えてしまう。

ただこの日は脚も回る感じで、300W以上でもキツさを感じず、調子の良さを感じました!

ただ190kmもあり、その後フルマラソンと考えると初のロングの人間には未知の世界なので調子に乗らずとにかく抑えて、そして下りは安全に。

 

思った以上にアップダウンがあり、自然と足を使わされる感がありました。

序盤は補給をとりながら血糖値は概ね100以下で推移。

 

そして最初の難関Z坂と言われる名所が見えてきました。

長めに続く坂道はパワーは気にせず一気に登り切る事に!

思ったより距離も短く、いい感じで登れその後も180W前後で平坦は35km/hを目安に巡行。

想定外だったのはリアのボトルゲージがビスが緩み一つとれてしまい序盤に用意していたモルテンをほぼ1P分落としてしまった事。

フロントのハイドレーションシステムは空だし、中盤で補給がとれなくなり低血糖の不安が頭によぎってきました。

後から考えるとスーツの後ろポケットにもボトル入れられたんだよなっと🙄

この時はそんな事考える余裕も無かった。これも経験不足だなっと。

補給に関してはちょっと高血糖になってでもいいからコーラをメインにエイド毎にもらい。途中止まって用意していたトウモロコシデンプンの粉でドリンクを作りながら進んで行きました。

 

100kmを過ぎたあたりからは身体の動きはさらに良くなり無理のない程度にペースを上げる事に!
後半50〜60kmはほぼ単独。

 

追いついた小集団がいくつかあって、なんとなくドラフティングじゃねって思いながら、隙をみて一人で先を行く。

最後の坂まで約160kmを思ったよりも余力を残し平均時速30km/hで巡行していてバイクは6時間切れるかなと思い最後の登り坂区間へ入って行きました。最初10%以上の勾配があって脚にきそうだったけど残り距離も僅かだったため、ここでも一気に登り切る事に!

 

しかしこれは失敗でした、、、

 

登り切ったところで脚を使い果たしてしまい、思ったより登りがダラダラと続く。

降りの距離も短く、脚の回復が出来ずさらに向かい風が強くなっていき一気にペースダウン。

最後5kmぐらいの平坦がめちゃくちゃキツく自分の中では250Wぐらい出している感覚だけど実際は150Wも出ていない。

めちゃくちゃしんどかった。

 

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そして朝からお腹がはっている感じがバイク中も続いていてイヤな感じ。

特に下痢とか痛みも無いけどガスが溜まっている感じ。

 

そんなこんなで佐渡の島を一周190kmするコースを終え最後のランへ!

 

結局最後の失速もありバイクは6:10:23と6時間を超えてしまいました。

 

バイクの通過順位は80位。スイムから400人抜いてバイクパートの順位は48位。

 

◯ラン

7kmのコースを6周回。

エイドで止まっても歩かず、走り切ることが第一の目標🏃

序盤は5:30/kmペース

しかしながら、バイクの後半からお腹の調子がイマイチ。

特にお腹が痛いとか下痢っぽいとかではないけどお腹が張ってガスが溜まっている感じが辛くなってきて、1周目の折り返し地点でトイレを発見。

結局トイレで5分以上タイムロス。

あとで気づいたけど、バイクの後半に抜いていった選手達に抜かれていました💦

 

20kmを過ぎたあたりからだんだんペースが落ちてきて、一時は6:30/kmペースぐらいにまで落ち、ちょうどこの辺りから用意していたジェルが無くなり、トウモロコシデンプンの40gパックが2つ。

これをエイド毎に水で流し込み、コーラも飲み血糖値維持に!

トウモロコシデンプンを摂取するとなんとなく活気が戻りペースも保てる様になってきた。

このペースダウンも低血糖気味が原因だったのかと。

30kmを過ぎるとトウモロコシデンプンも尽きてエイド毎にコーラを摂取する事でなんとか血糖値も維持。

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ランの時はリブレが濡れてしまい機能出来ず血糖値も確認できず。

上の写真を見るとランの時は血糖値はほぼ100-120ぐらいで維持できていたのかと。

 

ラスト3kmちょうど最後の周回の折り返し地点を過ぎたあたりから、ペースを上げ5:00/kmペースまで上げランはフィニッシュ!

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ランのタイムは4:24:02 ランの順位は124位

 

総合順位79位(年代別10位)

 

レース1ヶ月半前から仕事が忙しくなり、前月の時間外勤務は130時間を超えました。

その前から言うと実は、今年3月下旬に肋骨の骨を折っていました。

特に治療もせず痛いは痛かったけど一週間休んで、トレーニングはしていました。

 

色々と島に移住してから落ち着かず精神的にも疲労している中で初のロングを100位以内で完走出来たことは自分の中で自信になりました。

 

結局今尚落ち着かない日々が続き、9月のレースの振り返りが10月半ばにやっとできると言う感じ。

 

ただ、今年はレースに参加でき自分の実力が把握でき、ロングを経験することによりアイアンマンコナ へ向けた来シーズンにすべき事が明確になったと思っています。

今の実力からコナの出場権を獲得するのはかなり厳しいと感じていますが、必要な知識は十分だと思うしあとはそれをこなせるかどうか。

行動力の問題。

どれだけ仕事が忙しくなろうが出来ることをやるだけ。

 

来シーズンに向けて、そして今シーズンの総括はまた後日記事にまとめようと思います。

 

佐渡国トライアスロン最高だった。

島の人も親切だったし、また必ず参加したいと思います!